ナナ色Heart
またもや胸に杭が刺さったように痛い。
「最初に出会ったのは、中2で、お互いに好きになって付き合い始めたんだけど、高1の春に別れたんだ」
どうして、別れちゃったの?
聞きたいけど、怖い。
すると山内君は察したのか、低い声で続けた。
「アイツ……有紗は、独占欲が凄く強くて、最初はそれが可愛く思えたけど、徐々に病的な程になっていって……俺はそんなアイツを受け止められなくなったんだ。で、俺から別れを切り出した」
山内君は瞳にかかった前髪を払いながら続けた。
「アイツはあんなに綺麗なのに、常に自信がなくて、最後は俺の愛情すら疑い始めて、取り乱す日が多くなって、俺はもう、無理だったんだ」
あたしは、言葉が出なかったの。
「最初に出会ったのは、中2で、お互いに好きになって付き合い始めたんだけど、高1の春に別れたんだ」
どうして、別れちゃったの?
聞きたいけど、怖い。
すると山内君は察したのか、低い声で続けた。
「アイツ……有紗は、独占欲が凄く強くて、最初はそれが可愛く思えたけど、徐々に病的な程になっていって……俺はそんなアイツを受け止められなくなったんだ。で、俺から別れを切り出した」
山内君は瞳にかかった前髪を払いながら続けた。
「アイツはあんなに綺麗なのに、常に自信がなくて、最後は俺の愛情すら疑い始めて、取り乱す日が多くなって、俺はもう、無理だったんだ」
あたしは、言葉が出なかったの。