ナナ色Heart
「いいよ」

「昨日もだよな。俺の前では見れないLINEなわけ?」

あたしは、山内君を見つめた。

「は?昨日、ママだっていったじゃん!信じてないのは山内君じゃん」

すると山内君は荒々しくあたしのスマホを手に取った。

「やましくないなら見れるだろ」

その時、再びスマホが鳴ったの。

画面が明るくなって、送られてきたLINEが表示された。

山内君の視線が下がる。

「へえ……」

彼は、あたしを見て皮肉げに笑った。

「……?」

「玲哉君が、呼んでるぜ」
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