ナナ色Heart
「そっか……」
玲哉君は、視線を空にさ迷わせていたけど、やがてホッと息をつくと、あたしを見て言った。
「元気出せよ。俺、また踊るから」
あたしは笑った。
「うん、また踊って!玲哉君のダンス、感動するし元気が出るから!」
「真朝もそう言ってたよ」
玲哉君の瞳が、悲しそうに揺れた。
「玲哉君……」
「二宮、今日はお願いがあって……」
「なに?」
「たまにでいいんだ。真朝を時々、見舞ってやってくれないか?
……あいつ、友達らしい友達がいなくて……その、二宮となら、絶対気が合うと思うんだ」
あたしはすぐに頷いた。
玲哉君は、視線を空にさ迷わせていたけど、やがてホッと息をつくと、あたしを見て言った。
「元気出せよ。俺、また踊るから」
あたしは笑った。
「うん、また踊って!玲哉君のダンス、感動するし元気が出るから!」
「真朝もそう言ってたよ」
玲哉君の瞳が、悲しそうに揺れた。
「玲哉君……」
「二宮、今日はお願いがあって……」
「なに?」
「たまにでいいんだ。真朝を時々、見舞ってやってくれないか?
……あいつ、友達らしい友達がいなくて……その、二宮となら、絶対気が合うと思うんだ」
あたしはすぐに頷いた。