ナナ色Heart
「ナナちゃん、起きて、ナナちゃん!」
早朝、やけに焦ったママの声が頭上で響いた。
「な、に?どーしたの……?」
ぐっすり眠っていたあたしは、そう言うのが精一杯だった。
「沖縄のお祖父ちゃんが……ママのお父さんが、もうダメなんだって」
「……え?」
あたしのママは沖縄出身。
ママは若い頃、本島から旅行に来ていたパパと恋に落ちたんだって。
で、暫くは遠距離恋愛だったんだけど、ママのお父さん……あたしのお祖父ちゃんがパパとの仲を大反対したらしい。
で、ママはお祖父ちゃんと大喧嘩したらしく、結局のところは駆け落ちみたいになっちゃって、それ以来、沖縄には帰ってないらしい。
早朝、やけに焦ったママの声が頭上で響いた。
「な、に?どーしたの……?」
ぐっすり眠っていたあたしは、そう言うのが精一杯だった。
「沖縄のお祖父ちゃんが……ママのお父さんが、もうダメなんだって」
「……え?」
あたしのママは沖縄出身。
ママは若い頃、本島から旅行に来ていたパパと恋に落ちたんだって。
で、暫くは遠距離恋愛だったんだけど、ママのお父さん……あたしのお祖父ちゃんがパパとの仲を大反対したらしい。
で、ママはお祖父ちゃんと大喧嘩したらしく、結局のところは駆け落ちみたいになっちゃって、それ以来、沖縄には帰ってないらしい。