ナナ色Heart
「命の恩人を棒で叩きのめすとはどーゆーつもりだよ」
あたしは、慌てて謝った。
「ご、ごめんなさい、あたし、必死で……相手が三人もいたものだから、山内君が負けちゃうかも知れないと思って……薄暗かったし、動きが早くて……その、間違えて叩いちゃったのかな……」
……思い返せば、怖くて眼を瞑ったまま、ホウキをバシバシ相手に降り下ろしたりもしたよーな、しないよーな……。
「あー?何だとぉ??
この俺が負けちゃうかもー??」
山内君は、涼やかな眼をわざとらしく細め、ムッとしたように先を続けた。
「間違えて叩いちゃったのかな?だとぉ?」
あたしは、上半身裸のままでこっちに近寄り、腕を掴んできた山内君を、張り付いたように見つめた。
「ほ、ほんとに、ごめんなさい!!」
すると山内君は、グッと自分の手首をあたしの目の前にかざして口を開いた。
あたしは、慌てて謝った。
「ご、ごめんなさい、あたし、必死で……相手が三人もいたものだから、山内君が負けちゃうかも知れないと思って……薄暗かったし、動きが早くて……その、間違えて叩いちゃったのかな……」
……思い返せば、怖くて眼を瞑ったまま、ホウキをバシバシ相手に降り下ろしたりもしたよーな、しないよーな……。
「あー?何だとぉ??
この俺が負けちゃうかもー??」
山内君は、涼やかな眼をわざとらしく細め、ムッとしたように先を続けた。
「間違えて叩いちゃったのかな?だとぉ?」
あたしは、上半身裸のままでこっちに近寄り、腕を掴んできた山内君を、張り付いたように見つめた。
「ほ、ほんとに、ごめんなさい!!」
すると山内君は、グッと自分の手首をあたしの目の前にかざして口を開いた。