ナナ色Heart
あたしは慌てて首を振った。
「いえ、邪魔をしたくないので……山内君が空手をしていたのを知らなかったので、少し驚いて……」
すると、目の前の彼は道場の中を覗き、再びあたしを見て、口を開いた。
「蓮は小学生の時からやってるんだよ。道場が移転した今もずっとね。とても熱心で、一般部になってからは、更に練習量はアップしてるよ」
そうなんだ……。
あたしは、帯をグイッと絞め直した山内君を見つめた。
「うちの道場はね、凄く厳しくて、ちょっとやそっとじゃ昇段出来ないんだ。
この間の昇段審査、あいつも受けたんだけどボロボロでさ、今は、八月末の審査にむけて、猛練習してるんだ」
あたしは、スウッと背中が寒くなった。
怖かったけど、聞かずにはいられなかったの。
「いえ、邪魔をしたくないので……山内君が空手をしていたのを知らなかったので、少し驚いて……」
すると、目の前の彼は道場の中を覗き、再びあたしを見て、口を開いた。
「蓮は小学生の時からやってるんだよ。道場が移転した今もずっとね。とても熱心で、一般部になってからは、更に練習量はアップしてるよ」
そうなんだ……。
あたしは、帯をグイッと絞め直した山内君を見つめた。
「うちの道場はね、凄く厳しくて、ちょっとやそっとじゃ昇段出来ないんだ。
この間の昇段審査、あいつも受けたんだけどボロボロでさ、今は、八月末の審査にむけて、猛練習してるんだ」
あたしは、スウッと背中が寒くなった。
怖かったけど、聞かずにはいられなかったの。