ナナ色Heart
あたしは、隼人の優しさに感動しながら頷いた。

「ホントだよね。後悔してからじゃ遅いよね。隼人、ありがとね」

「さあ、帰るぞ!ケーキおごれよな!」

「うんうん!」

あたし達は並んで歩いた。

その日の夜、あたしはママや隼人の家族と夕食会をし、最後にケーキを食べた。

楽しくて、幸せな時間。

それから決心したの。

山内君と話そうって。

あたしは、山内君が好きだ。

山内君は、どうだろう。

あたしの気持ちは、まだ彼に届くんだろうか。
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