ナナ色Heart
『ダメだ!冨永さんを、これ以上の他の男に見つめられたくない!モデルなら僕がやりますっ!』

て、他の美術部員の前で声高に言い放ったらしいのっ!!

その上、呆気に取られている美術部員の前で立て膝をついたかと思うと、

『もう、僕は限界だ!この、君に対する熱い想いを秘めていられない!冨永真央さん、僕と付き合ってください!』

って、言われたらしいの!

真央曰く、

「私、何だか胸がジーンとしちゃってさぁ、思わず、『よろしくお願いします』て、言っちゃったわよ!正直、彼はタイプじゃないしノーマークだったんだけどね、あんな風に情熱的な愛の告白なんてされるとさ、グラッときたわよ」

そーなんだあ……!

確かに、ロマンチックで情熱的だよぉっ。
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