ナナ色Heart
次の日、あたしは朝早く目覚めた。

するとLINEに、

『弁当作れよ』

あたしが読むと、

『朝、迎えに来い』

『返事は?』

《分かった。好き嫌いはある?》

『ない』

《了解》

あたし、男の子にお弁当なんて作った事、ないんだけど……。

二時間後、あたしは山内君のマンションのエントランスで、彼が出てくるのを待った。

「よう」

「おはよ」
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