ナナ色Heart
D班には、クラスメイトは誰もいなかった。
けど、顔を知らない訳じゃないし、三年生の先輩達も、爽やかで優しそうだった。
あたし達は順番に軽く自己紹介し、役割分担を決めてから、バーベキューの準備に取り掛かったんだけど……。
……山内君、参加するって言ってたけど、何班だろう。
あたしはキョロキョロと、辺りを見渡した。
胸がドキッとした。
サラサラのブラウンの髪に、広い肩幅。
班の中で、一際背が高くて整った顔立ち。
山内君だ……。
三年生の女子と、楽しそうに炭をいこしながら笑っている。
そんな笑顔、振りまかないで欲しいんだけど。
けど、顔を知らない訳じゃないし、三年生の先輩達も、爽やかで優しそうだった。
あたし達は順番に軽く自己紹介し、役割分担を決めてから、バーベキューの準備に取り掛かったんだけど……。
……山内君、参加するって言ってたけど、何班だろう。
あたしはキョロキョロと、辺りを見渡した。
胸がドキッとした。
サラサラのブラウンの髪に、広い肩幅。
班の中で、一際背が高くて整った顔立ち。
山内君だ……。
三年生の女子と、楽しそうに炭をいこしながら笑っている。
そんな笑顔、振りまかないで欲しいんだけど。