ナナ色Heart
「……楽しかったな」
リビングに長い夕焼けの光が差し掛かった頃、蓮がポツンと言った。
あたし達は朝食を一緒に作って食べ、DVDをレンタルしに出掛けた。
そのついでに昼食材料を買い出しして、家に着くとレンタルしたDVDを二枚見た。
遅い昼食を作りながら食べ、その後二人でソファに座っていると、いつの間にかお互いに寄り添って眠ってしまっていた。
……結局、勇気のないあたしは、まだ自分の気持ちを彼に言えないでいたの。
「ナナ……今日は一緒に過ごしてくれて、ありがとな」
そう言ってから、彼は一瞬だけ眼を細めて辛そうな顔をしたけど、思いきったようにあたしに言った。
「……色々と、ごめんな。
……俺みたいな奴とお前じゃ、ほんと釣り合わないわ。俺はガキすぎるよな。自分でも嫌になる」
リビングに長い夕焼けの光が差し掛かった頃、蓮がポツンと言った。
あたし達は朝食を一緒に作って食べ、DVDをレンタルしに出掛けた。
そのついでに昼食材料を買い出しして、家に着くとレンタルしたDVDを二枚見た。
遅い昼食を作りながら食べ、その後二人でソファに座っていると、いつの間にかお互いに寄り添って眠ってしまっていた。
……結局、勇気のないあたしは、まだ自分の気持ちを彼に言えないでいたの。
「ナナ……今日は一緒に過ごしてくれて、ありがとな」
そう言ってから、彼は一瞬だけ眼を細めて辛そうな顔をしたけど、思いきったようにあたしに言った。
「……色々と、ごめんな。
……俺みたいな奴とお前じゃ、ほんと釣り合わないわ。俺はガキすぎるよな。自分でも嫌になる」