ナナ色Heart
スラリとした長身の、端正な顔立ちの二年生。
見付けた……多分、アイツだ。
射抜くような眼差しで俺を見ている、アイツがナナに告白した奴だ。
その時、
「もう、蓮ったらっ!何とか言ってよー」
ナナが声をあげ、俺はフッと笑った。
「悪い。買い物してから、帰ろーぜ」
「うん」
……渡さない。
ナナは俺のもんだっつーの。
見付けた……多分、アイツだ。
射抜くような眼差しで俺を見ている、アイツがナナに告白した奴だ。
その時、
「もう、蓮ったらっ!何とか言ってよー」
ナナが声をあげ、俺はフッと笑った。
「悪い。買い物してから、帰ろーぜ」
「うん」
……渡さない。
ナナは俺のもんだっつーの。