ナナ色Heart
空手の日は、暗黙の了解で別行動だ。
俺は、正門に向かって歩き出した。
サッカー部の練習スペースにさしかかると、部員達は思い思いにストレッチをやり始めていた。
ナナは……いない。
てことは、もう既に買い出しに出掛けた後なんだな。
……。
俺は、踵を返してもと来た道へと引き返した。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
午後六時半、俺は帯でまとめた空手着だけを肩に担いで、駅前の道場へと歩き出した。
この季節、六時半はまだまだ明るい。
俺は何気にメインストリートの横断歩道に目を向けた。
俺は、正門に向かって歩き出した。
サッカー部の練習スペースにさしかかると、部員達は思い思いにストレッチをやり始めていた。
ナナは……いない。
てことは、もう既に買い出しに出掛けた後なんだな。
……。
俺は、踵を返してもと来た道へと引き返した。
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午後六時半、俺は帯でまとめた空手着だけを肩に担いで、駅前の道場へと歩き出した。
この季節、六時半はまだまだ明るい。
俺は何気にメインストリートの横断歩道に目を向けた。