ナナ色Heart
「あたし、誘ってないもん!色気づいてもないもんっ!
山内君に、そんな事しないもん!
人を変態みたいにいわないでよっ」
するとあたしの勢いにびっくりしたみたいで、山内君は眼を見開いてあたしを見つめた。
それから気を取り直したように咳払いをしてから、カバンをかけた肩とは逆の手をズボンのポケットに突っ込んだ。
「……取り消す、ごめん」
その横顔がさっきと比べて凄くクールで、あたしは眼を見張った。
その直後、
「フッ、お前は色気付いてない。
……色気の、『い』の字も、ない」
言い終えると、涼やかな眼をこっちに向けて、斜めからニヤリと笑った。
く、く、くぅーっ!!!
山内君に、そんな事しないもん!
人を変態みたいにいわないでよっ」
するとあたしの勢いにびっくりしたみたいで、山内君は眼を見開いてあたしを見つめた。
それから気を取り直したように咳払いをしてから、カバンをかけた肩とは逆の手をズボンのポケットに突っ込んだ。
「……取り消す、ごめん」
その横顔がさっきと比べて凄くクールで、あたしは眼を見張った。
その直後、
「フッ、お前は色気付いてない。
……色気の、『い』の字も、ない」
言い終えると、涼やかな眼をこっちに向けて、斜めからニヤリと笑った。
く、く、くぅーっ!!!