ナナ色Heart
放課後。

山内君からLINEが入った。

『帰ったら荷物置いて俺の家に集合』

……はい……。

自宅に帰って荷物を置くと、あたしは私服に着替えて再び家を出た。

中道を出て信号を渡ると、山内君のマンションが見えてくる。

あたしと山内君の家は、徒歩3分てとこかな。

山内君のマンションに着くと、彼はもう既に道まで出てきていた。

VネックのTシャツと、カーゴパンツという、超ラフな服装だったけど、大きめに開いたV型の首元が、何だか凄くドキッとしてしまう感じで、あたしは山内君に見とれた。

一方、山内君も、あたしをギクッとしたように凝視した。
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