ナナ色Heart
放課後、あたしは自宅に荷物を置くと、山内君のマンションへと向かった。

インターフォンを鳴らしたけど応答がなかったから、あたしは渡されていたカードキーで彼の家へと入った。

「お邪魔します……」

まだ帰ってないのかな?

シャワー?それとも、寝てる?

3足ほど並べてある山内君の靴をしまい、自分の靴を脱いでリビングのドアを開けると、山内君の姿はなかった。

お風呂でもなさそう。

……自分の部屋にいるかもだけど……部屋には行った事ないし、見に行くのはよそう。

……掃除しようかな。掃除機の場所は聞いたし。

あたしはそう思いながら、部屋の掃除をした。

ゴミはこの間捨てた。
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