ナナ色Heart
歓声の中で
「土日は、こなくていーからな。俺、用事があるんだ」
買い物を終え、ピザをテイクアウトして台所に置いた時、山内君がこう言った。
「分かった」
それからチラッとあたしを見た。
「お前は週末、なにする予定?」
「あたしは、ダンスフェスへ行く予定なんだ」
「誰と?」
「隼人と。チケットが手にはいったらしくて、誘ってくれたから」
山内君は唇を引き結んだ。
切れ長の眼がムッとしたようにあたしを捉える。
「恋愛禁止だって、言っただろーが」
あたしは慌てて言った。
買い物を終え、ピザをテイクアウトして台所に置いた時、山内君がこう言った。
「分かった」
それからチラッとあたしを見た。
「お前は週末、なにする予定?」
「あたしは、ダンスフェスへ行く予定なんだ」
「誰と?」
「隼人と。チケットが手にはいったらしくて、誘ってくれたから」
山内君は唇を引き結んだ。
切れ長の眼がムッとしたようにあたしを捉える。
「恋愛禁止だって、言っただろーが」
あたしは慌てて言った。