ナナ色Heart
「ははははは!」

「帰ろ。俺、シャワー浴びてからそっち行くわ。予定より少し早いけどいい?」

「いいよ。あ、ご飯はどーすんの?」

「帰りに食った。ナナは?」

「あたしも済ませた」

あたし達は暫く歩き、後で、と言うとお互いの家へと帰った。



数十分後。

「なあ、ナナ」

「なにー?」

あたしは床に寝そべって、テレビに映るお笑い番組を見ながら、隼人に返事をした。

隼人はソファに寝転がっていたから、あたしはゴロゴロと転がりながらソファのすぐ下まで移動して、隼人を見上げた。
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