絶望の闇と希望の光
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―――着いたか。
ワープを無事に唱え終わり、緑色の光が消滅したのを感じ取って目を開ける。
―――ここが異世界か。
左右には10mを越えているだろう、緑溢れる大きい樹が一直線の道を挟むように佇んでいる。
それも普通の樹ではない。
樹からは微かだが魔力が感じ取られ、ところどころに白く丸い物が浮いている。
普通の樹ではないことは確かだ。
その樹に挟まれてるように続いている道を事も無げに見つめ
―――先は…長そうだ―――
と、思ってしまう。
それだけ――道が長いんだ。
樹に挟まれるように存在している一直線の道の先―――かすかだが
―――ほんの少しだけ、建物らしきものが見える。
白い建物に間違いはないが、見るだけで遠いことは明白だな。
―――歩くのは好きではないが、仕方ない。
そう自分に言い聞かせ、足を1歩、また1歩と俺は先の長い道を歩き始めた。
―――着いたか。
ワープを無事に唱え終わり、緑色の光が消滅したのを感じ取って目を開ける。
―――ここが異世界か。
左右には10mを越えているだろう、緑溢れる大きい樹が一直線の道を挟むように佇んでいる。
それも普通の樹ではない。
樹からは微かだが魔力が感じ取られ、ところどころに白く丸い物が浮いている。
普通の樹ではないことは確かだ。
その樹に挟まれてるように続いている道を事も無げに見つめ
―――先は…長そうだ―――
と、思ってしまう。
それだけ――道が長いんだ。
樹に挟まれるように存在している一直線の道の先―――かすかだが
―――ほんの少しだけ、建物らしきものが見える。
白い建物に間違いはないが、見るだけで遠いことは明白だな。
―――歩くのは好きではないが、仕方ない。
そう自分に言い聞かせ、足を1歩、また1歩と俺は先の長い道を歩き始めた。