私の日記〜看護学生頑張ってます(2)〜
2015.11.07



戴帽式。



一生に一度しか経験できない大切な式。



オールバック極めて、白衣に着替え、先輩方に綺麗なコサージュをつけてもらった。



式に出られるまで、たくさんの壁を乗り越えてきた。



一発合格とはならなかったけど、実技試験も筆記試験も無事に合格することができました。



たくさん怒られて、たくさん泣いて悩んで、やるべき事がたくさんあって、余裕がなくなって自分のことしか考えられなくなって、もう精一杯で。



機嫌悪かったり、いきなり泣いたり、キレたり、
たっくさん周りの人を困らせました。



それでも優しく見守ってくれた人がいたから、今のあたしはこうやって戴帽式に出ることが出来たと思う。



感謝しかない。



やっと待ち望んでいた戴帽式で、気持ちが少し楽になって、たぶん、みんなふわふわしてたと思う。



式前に、先生に怒られたもんね(笑)



そこから、気持ち切り替えて、ドキドキドキドキ緊張してました。



迫力のある音楽とたくさんの拍手に迎えられて、入場しました。



先生方に頭上に自分の名前が刺繍された白帽をつけてもらい、名前を呼ばれ、大きい声で「はい」と返事をして、キャンドルを受け取りに行くと、先輩方から、「おめでとう」というお言葉をいただきました。



そのとき、初めておめでとうと言われ、うわぁ、あたし戴帽式に出れてる、看護師に一歩近づいたんだって実感しました。



キャンドルに火がつき同じ夢を持つ仲間と共に、誓いの言葉を言い、看護科の歌を歌いました。



ステージに立ってるとき、絶対一生の思い出にするって心で誓いました(笑)



そして最初は、怖くてなかなか消せなかったキャンドルの火も、1回で消せるようになりました。



たくさんの方から、お祝いの言葉をいただき、溜まった雫が落ちてこないように、必死で堪えました(笑)(保護者の話が一番感動した←)



看護科の生徒ではなくて、看護学生として退場することが出来ました。



顔を真っ赤にしてなく生徒もチラホラ。



あ〜〜〜、終わっちゃったなって思った。



その後は、いろんな人と写真撮りました。宝物。



看護師として働くお母さんが言ってました。



「おめでとう」じゃなくて、「頑張れ」なんだよって。



戴帽式は、スタートラインだって。



これから先、絶対辛いことがあると思う。



逃げ出したくなったり、もういいんじゃないかって思った時は、こうやってスタートラインに立つまでに頑張ってきたことを思い出してって、今日のこの日を思い出してって。



今日1日で、たくさんのことを考えさせられて、看護学生としても、一人の人間としても、成長できました。



すごく本当に良い戴帽式になりました。



感動しました。



戴帽式を迎え夢へ一歩ずつ近づいているという実感がわきました。これまで以上に努力を重ね、みんなで立派な看護師になれるように頑張っていきます。
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