X.x…real
機械音が響く

金属がすれ合うような,嫌な音が。



おれは無茶苦茶に手を振って,足を動かして。



はは…きっと今,正面から俺の顔を見たら,ひどい顔してんだろうな。



笑っちまうぜ

なんでこんなことになってんのか,さっぱり検討もつかねぇんだもんな。




そこら中に転がってる瓦礫の一つに足をぶつけて,よたつく,スピードが落ちる。


一瞬痺れるような感覚を覚えて,すぐに痛みが走る。



しめた,足の感覚が戻ったかもな。


自分で自分に皮肉をもらす。
情けない話だ



< 2 / 10 >

この作品をシェア

pagetop