オフィスの華には毒がある
「んな訳、ないじゃん!!」
大きめの声で返してから、ポカンとしている結香の顔を見て、どうやら自分が間違いを犯したらしきことに気づく。
「……アハハ、強めに来たね!」
幸い、さっぱりとした性格の結香は怒ることもなく話し続けていたけど、話題はいつの間にか、″今狙っているのに落とせない彼″のことになっていたらしく。
申し訳ないと思い、結香の話に集中する。
昔からグイグイ、完全肉食系だったはずの結香が、アタックをためらうようになっていることに驚く。
「もうさー、傷つくの怖いんだよね。当たって砕けろとか、あり得ない。砕けてから回復するまでの体力がねー」
ため息なんてつきながらストローをいじる結香の姿は完全に恋する乙女。
「……人って変わるもんだねぇ」
良くも悪くも、思わず漏れる本音。
大きめの声で返してから、ポカンとしている結香の顔を見て、どうやら自分が間違いを犯したらしきことに気づく。
「……アハハ、強めに来たね!」
幸い、さっぱりとした性格の結香は怒ることもなく話し続けていたけど、話題はいつの間にか、″今狙っているのに落とせない彼″のことになっていたらしく。
申し訳ないと思い、結香の話に集中する。
昔からグイグイ、完全肉食系だったはずの結香が、アタックをためらうようになっていることに驚く。
「もうさー、傷つくの怖いんだよね。当たって砕けろとか、あり得ない。砕けてから回復するまでの体力がねー」
ため息なんてつきながらストローをいじる結香の姿は完全に恋する乙女。
「……人って変わるもんだねぇ」
良くも悪くも、思わず漏れる本音。