オフィスの華には毒がある
酔っ払いの環と、全然酔っていないわたしが同じくらいに蚊帳の外って感じで、どうやら塩井くんが環をタクシーで送り届ける、という方向に話が固まったらしく。
気が付くと、目の前に一台のタクシーが停まり、『コンビニでお茶買いたい……仕事休みたいー!浮気すんなバーカ』と、喚きながら結構な荒れぶりの環を押し込むようにして、塩井くんも中に乗り込む。
「じゃ、お疲れ様でした!!」
爽やかに言い放ち、去っていく塩井くん……と環を乗せたタクシー。
ぽかん……と見送る。
急に訪れた静寂が気まずい。
あああ、やっぱり、帰ってきて!塩井くん。なんなら環も。ゲロ吐いていいから!!
まずい。
何か喋らなきゃ。
忘れてたよ、これじゃ主任と二人っきりじゃん。
気が付くと、目の前に一台のタクシーが停まり、『コンビニでお茶買いたい……仕事休みたいー!浮気すんなバーカ』と、喚きながら結構な荒れぶりの環を押し込むようにして、塩井くんも中に乗り込む。
「じゃ、お疲れ様でした!!」
爽やかに言い放ち、去っていく塩井くん……と環を乗せたタクシー。
ぽかん……と見送る。
急に訪れた静寂が気まずい。
あああ、やっぱり、帰ってきて!塩井くん。なんなら環も。ゲロ吐いていいから!!
まずい。
何か喋らなきゃ。
忘れてたよ、これじゃ主任と二人っきりじゃん。