藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】
その7 藤くんと体育祭の件
いきなり前言撤回。
いいことなんて何もない。
「私、絶対無理だから!!!」
現在、クラスで体育祭の種目決めを行っている真っ最中。
我が校の体育祭はなぜか6月に開催される。
なぜこの梅雨の時期にと思うが、6月は何も行事もないからと理由だからだそうだ。
それから見るに、先生も生徒も全く力を入れていない。
なので、種目などを決めるのもまさかの1週間前に決めている。
ちなみに予行演習などもなくぶっつけ本番。まさにテキトーなのだ。
だけれども、そんなテキトー体育祭の種目の中で無駄に盛り上がり、そして誰も立候補したがらない種目があった。
「川嶋さんは運動ができないんだから、借り物競争だったらみんなに迷惑をかけることもないし、いいでしょ?」
体育委員の内田さんが、黒板の借り物競争と書いてある枠の部分に私の名前をまさに書き込もうとしている。
「待って〜!借り物競争だけは無理〜!」
いいことなんて何もない。
「私、絶対無理だから!!!」
現在、クラスで体育祭の種目決めを行っている真っ最中。
我が校の体育祭はなぜか6月に開催される。
なぜこの梅雨の時期にと思うが、6月は何も行事もないからと理由だからだそうだ。
それから見るに、先生も生徒も全く力を入れていない。
なので、種目などを決めるのもまさかの1週間前に決めている。
ちなみに予行演習などもなくぶっつけ本番。まさにテキトーなのだ。
だけれども、そんなテキトー体育祭の種目の中で無駄に盛り上がり、そして誰も立候補したがらない種目があった。
「川嶋さんは運動ができないんだから、借り物競争だったらみんなに迷惑をかけることもないし、いいでしょ?」
体育委員の内田さんが、黒板の借り物競争と書いてある枠の部分に私の名前をまさに書き込もうとしている。
「待って〜!借り物競争だけは無理〜!」