藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】
私たちはクラスに入り、黒板に貼り付けられている座席表を確認した。
ええっと、私は出席番号24番だったから、私の席は廊下側から2列目の前から4番目…
後ろを向き、教室全体を見渡す。
出席番号順に男子の列と女子の列が交互になっている席順。
私は自分の席を発見し、そこへと向かった。
そしてその場に辿りつくと、自分の机に手を置きながら
今日からここが私の席か。
これからよろしくね。
なんて呟いてみたりしてーーー
「邪魔」
んん?
この聞き覚えのある声、私の隣はまさか藤くん!?
と少女漫画にありそうなことは起こらなかった。
っていうか初っ端って出席番号順だったりするから「は行」と「か行」が隣ってちょっと無理があるか。
私は声がする方向へ身体を向けた。
「げっ」
「またお前が隣かよ。ほんと最悪」
そこには見覚えのある顔、いや、覚えたくもなかった顔があった。
この失礼なヤツは影山修二(かげやましゅうじ)。
去年も同じクラスで初っ端隣。
その後も席替えをしたにもかかわらず隣になったこともあり去年からカウントして実に3回目の隣。
これが少女漫画だったら運命の人は影山くんってことになってしまいそうだ。
ええっと、私は出席番号24番だったから、私の席は廊下側から2列目の前から4番目…
後ろを向き、教室全体を見渡す。
出席番号順に男子の列と女子の列が交互になっている席順。
私は自分の席を発見し、そこへと向かった。
そしてその場に辿りつくと、自分の机に手を置きながら
今日からここが私の席か。
これからよろしくね。
なんて呟いてみたりしてーーー
「邪魔」
んん?
この聞き覚えのある声、私の隣はまさか藤くん!?
と少女漫画にありそうなことは起こらなかった。
っていうか初っ端って出席番号順だったりするから「は行」と「か行」が隣ってちょっと無理があるか。
私は声がする方向へ身体を向けた。
「げっ」
「またお前が隣かよ。ほんと最悪」
そこには見覚えのある顔、いや、覚えたくもなかった顔があった。
この失礼なヤツは影山修二(かげやましゅうじ)。
去年も同じクラスで初っ端隣。
その後も席替えをしたにもかかわらず隣になったこともあり去年からカウントして実に3回目の隣。
これが少女漫画だったら運命の人は影山くんってことになってしまいそうだ。