藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】
「あっ、美波ちゃ〜ん!」
廊下をフラフラと歩いていると天然美人佐伯さんとバッタリ出くわし、話しかけられた。
「拓也から話聞いた?」
今日もうるうるな瞳で私を見つめてくる。
なんて可愛いんだ。
男ならイチコロになってしまう。
「うん。聞いたよ」
「行けそう?」
「……うん」
そう答えると、佐伯さんはパアッと明るい笑顔を浮かべ、両手を挙げて無邪気に喜んだ。
なんて天真爛漫なんだ。この子は。
天使か。
「あとね」
そう言うと、佐伯さんは私に耳打ちした。
「影山くん連れてきていいからね」
「……へ?」
そう言うと佐伯さん私に「ねっ」とウインクをしてきた。
この子はなんでこんなに超絶可愛いんだ。
じゃなくって!!!!
「佐伯さん、何か勘違いされておられるようですが私と影山修二は本当に何もな…」
と言うのだが、照れない照れないと私の言葉を遮り、愛くるしい笑顔を見せながら佐伯さんは去って行った。
まずい。
佐伯さんは人の話をびっくりするほど聞かない。
結論。
天然って性悪よりタチが悪い。
廊下をフラフラと歩いていると天然美人佐伯さんとバッタリ出くわし、話しかけられた。
「拓也から話聞いた?」
今日もうるうるな瞳で私を見つめてくる。
なんて可愛いんだ。
男ならイチコロになってしまう。
「うん。聞いたよ」
「行けそう?」
「……うん」
そう答えると、佐伯さんはパアッと明るい笑顔を浮かべ、両手を挙げて無邪気に喜んだ。
なんて天真爛漫なんだ。この子は。
天使か。
「あとね」
そう言うと、佐伯さんは私に耳打ちした。
「影山くん連れてきていいからね」
「……へ?」
そう言うと佐伯さん私に「ねっ」とウインクをしてきた。
この子はなんでこんなに超絶可愛いんだ。
じゃなくって!!!!
「佐伯さん、何か勘違いされておられるようですが私と影山修二は本当に何もな…」
と言うのだが、照れない照れないと私の言葉を遮り、愛くるしい笑顔を見せながら佐伯さんは去って行った。
まずい。
佐伯さんは人の話をびっくりするほど聞かない。
結論。
天然って性悪よりタチが悪い。