藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】
「えっ?」
と言う私の言葉と同時に藤くんの顔が近づき私の右手元にあるチョコバナナに口をつけていた。
藤くんは私の手元から顔を離しチョコバナナを口に含み、私を見つめてくる。
その妖艶な瞳に私は目が離せない。
持たれている右手首が………熱い。
ドドーーーーン
パーーーーーン
その瞬間、轟音が鳴り響き、夜空に咲く鮮やかな花が二人の横顔を照らしていった。
「あー、始まったな〜」
「う…うん」
「綺麗だな…」
掴まれていた右手首はいつの間にか離され、藤くんの視線は花火が上がる方へと向けられていた。
私はうんと返事をしたが、花火より隣にいる藤くんが気になって目が離せなくなっていた。
間接キス…
心臓の高鳴りが止まらず、顔の火照りが消えない。
藤くんはたぶん意識なんてしていないだろうけど、私は右手に持っているチョコバナナの残り一口分が食べられなくなっていた。
と言う私の言葉と同時に藤くんの顔が近づき私の右手元にあるチョコバナナに口をつけていた。
藤くんは私の手元から顔を離しチョコバナナを口に含み、私を見つめてくる。
その妖艶な瞳に私は目が離せない。
持たれている右手首が………熱い。
ドドーーーーン
パーーーーーン
その瞬間、轟音が鳴り響き、夜空に咲く鮮やかな花が二人の横顔を照らしていった。
「あー、始まったな〜」
「う…うん」
「綺麗だな…」
掴まれていた右手首はいつの間にか離され、藤くんの視線は花火が上がる方へと向けられていた。
私はうんと返事をしたが、花火より隣にいる藤くんが気になって目が離せなくなっていた。
間接キス…
心臓の高鳴りが止まらず、顔の火照りが消えない。
藤くんはたぶん意識なんてしていないだろうけど、私は右手に持っているチョコバナナの残り一口分が食べられなくなっていた。