藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】
影山修二は私が何のことを言っているのか理解したようで、私を一瞥し顎をくいっと左横に動かした。


……なに?それは。



「……お前」


「へ?」


「お前に入れた」



そう言いながら、こちらを見つめてくる鋭い目線。


その眼差しに少し心が撃ち抜かれそうになる。



「…………影山修二って私のことが好きだったの?」


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