藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】
なんていう私の乙女心を藤くんは全く理解していないだろう。
そんなことを考えていた時だった。
「つーかさ」
藤くんは口を開いた。
「お前って俺のどこが好きなの?」
「ええぇっ!!な、なに!?突然」
私はその脈絡のない突如の質問に目を丸くした。
ふ、藤くん、いきなり何を言い出すんだい!!
「いや、俺、お前に別にそんな優しくしてるわけじゃねーし。俺のどこがそんなにいいわけ?」
藤くんは私に対して冷たいことに自覚があるみたいだ。
私は藤くんを見つめた。
室内はもともと暗めだったが日が落ちてきたことで更に暗さを増し、表情が分かりにくくなってきた。
けれども藤くんの黒目がちな瞳が、私の姿をしっかりと捉えていることは確認できた。
その瞳に吸い込まれそうになる。
その意思に答えるよう、私は口を開いた。
そんなことを考えていた時だった。
「つーかさ」
藤くんは口を開いた。
「お前って俺のどこが好きなの?」
「ええぇっ!!な、なに!?突然」
私はその脈絡のない突如の質問に目を丸くした。
ふ、藤くん、いきなり何を言い出すんだい!!
「いや、俺、お前に別にそんな優しくしてるわけじゃねーし。俺のどこがそんなにいいわけ?」
藤くんは私に対して冷たいことに自覚があるみたいだ。
私は藤くんを見つめた。
室内はもともと暗めだったが日が落ちてきたことで更に暗さを増し、表情が分かりにくくなってきた。
けれども藤くんの黒目がちな瞳が、私の姿をしっかりと捉えていることは確認できた。
その瞳に吸い込まれそうになる。
その意思に答えるよう、私は口を開いた。