藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】
「ふぇっ」
両頬に軽い痛みが走る。
藤くんが人差し指と親指で私の頬をつまんできたようだ。
「ふ、ふひふん……!?(ふ、ふじくん)」
「ありがと……な」
「へ……」
藤くんが
あの藤くんが
初めて私にありがとうって言ってくれた。
いつも冷たくてもツンツンの藤くんなのに。
もしかしてこれは夢なのだろうか。
夢オチ……なんていうことがあったりするのだろうか。
再び二人の視線が今度は至近距離で重なりあう。
薄暗い中、目の前にある藤くんの端正な顔が私の顔に近づいてくるのを感じた。
えっ
この雰囲気、まさか……
キス……!?
両頬に軽い痛みが走る。
藤くんが人差し指と親指で私の頬をつまんできたようだ。
「ふ、ふひふん……!?(ふ、ふじくん)」
「ありがと……な」
「へ……」
藤くんが
あの藤くんが
初めて私にありがとうって言ってくれた。
いつも冷たくてもツンツンの藤くんなのに。
もしかしてこれは夢なのだろうか。
夢オチ……なんていうことがあったりするのだろうか。
再び二人の視線が今度は至近距離で重なりあう。
薄暗い中、目の前にある藤くんの端正な顔が私の顔に近づいてくるのを感じた。
えっ
この雰囲気、まさか……
キス……!?