藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】
「何やってんの?」
すると、藤くんは目を細め、また冷めた眼差しで私を見つめていた。
「ええっ!!あっ、なんか暑いな〜と思って!ははは」
「……あっそ」
あ、相変わらず冷たい。
やっぱりさっきのいい雰囲気だったのは私の勘違いだったのかもしれない。
「じゃ」
藤くんはそう言うと、私の前から立ち去ろうとした。
「え?藤くん、教室あっちだよ」
「いや、俺帰るし」
そう。描写が全くなかったけど、藤くんはカバンを持っていて教室に戻る必要性は全くなかったのだ。
「えー!私カバンないよ!」
「じゃ、教室戻れよ。俺は帰る」
「ここは一緒に帰るとかじゃないの!?」
「は?なんでまた…」
「でも……もう時間遅いし、私、女の子だから襲われるかもしれないし!」
「あ?それ自分で言うか?お前なら相手が逃げてきそー」
………やっぱりさっきのいい雰囲気は、私の勘違いだ。私はなんて馬鹿なんだろう。
すると、藤くんは目を細め、また冷めた眼差しで私を見つめていた。
「ええっ!!あっ、なんか暑いな〜と思って!ははは」
「……あっそ」
あ、相変わらず冷たい。
やっぱりさっきのいい雰囲気だったのは私の勘違いだったのかもしれない。
「じゃ」
藤くんはそう言うと、私の前から立ち去ろうとした。
「え?藤くん、教室あっちだよ」
「いや、俺帰るし」
そう。描写が全くなかったけど、藤くんはカバンを持っていて教室に戻る必要性は全くなかったのだ。
「えー!私カバンないよ!」
「じゃ、教室戻れよ。俺は帰る」
「ここは一緒に帰るとかじゃないの!?」
「は?なんでまた…」
「でも……もう時間遅いし、私、女の子だから襲われるかもしれないし!」
「あ?それ自分で言うか?お前なら相手が逃げてきそー」
………やっぱりさっきのいい雰囲気は、私の勘違いだ。私はなんて馬鹿なんだろう。