藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】
瀬川くんが私に対して言い返してくる。
「あぁ?なんだよ。お前。いい子ぶりやがって」
「べ、別にいい子ぶってるわけじゃないよ。ただここにいない人からって陰口たたくのってよくないと思う。
それに今日いないのはもしかしたら何か理由があるのかもしれないじゃん」
「じゃあなんだよ。理由って」
「ええっ、それは知らないけど……」
「いや〜なんか知ってんじゃないの?」
菊池くんが口を挟んできた。
「だって今日なんか川嶋コクってたよな〜『影山くん、大好き〜』って」
「……は?」
私の頭の上にハテナマークが連なる。
「俺、後ろの席だから聞こえたんだよな〜」
「え、なに言って…」
と菊池くんに言い返している途中で、思い当たる点があった。
もしかして。
いや、もしかしないでも。
それって昼休憩の時に冗談で言ってたやつのこと!?
「いや、あれはちが「なになに?なんかそんな噂聞いたことあったけど、やっぱお前らってデキてんの!?」
私たちはどうやら教室の真ん中で大声で話していたようで、聞きつけた他の男子たちも野次馬的に悪ノリしてきた。
「あぁ?なんだよ。お前。いい子ぶりやがって」
「べ、別にいい子ぶってるわけじゃないよ。ただここにいない人からって陰口たたくのってよくないと思う。
それに今日いないのはもしかしたら何か理由があるのかもしれないじゃん」
「じゃあなんだよ。理由って」
「ええっ、それは知らないけど……」
「いや〜なんか知ってんじゃないの?」
菊池くんが口を挟んできた。
「だって今日なんか川嶋コクってたよな〜『影山くん、大好き〜』って」
「……は?」
私の頭の上にハテナマークが連なる。
「俺、後ろの席だから聞こえたんだよな〜」
「え、なに言って…」
と菊池くんに言い返している途中で、思い当たる点があった。
もしかして。
いや、もしかしないでも。
それって昼休憩の時に冗談で言ってたやつのこと!?
「いや、あれはちが「なになに?なんかそんな噂聞いたことあったけど、やっぱお前らってデキてんの!?」
私たちはどうやら教室の真ん中で大声で話していたようで、聞きつけた他の男子たちも野次馬的に悪ノリしてきた。