藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】
「え…………………」
その刹那、私と佐伯さんの間に秋風が吹いた。
落葉が宙に舞いあがり、ヒラヒラと落ちていく。
そして、私は佐伯さんの言葉に頭が真っ白になった。
佐伯さんの姿を捉えると、佐伯さんの大きな茶色がちの瞳がまっすぐに私の姿を捉えていた。
それはまるでその言葉に嘘偽りはないということを表しているかのようだった。
「美波ちゃんには相談してたし、一応伝えておこうと思って」
そう言うと佐伯さんはニコッと笑みを浮かべた。
相談という相談を受けたことはないのだが……
頭の中が整理がつかなくなってきた。
えっと……
佐伯さんが告白して
そして藤くんがOKしたら
そしたら……
晴れて二人は恋人同士。
ってことだよね?
そんなの………
「…………………ダメ」
その刹那、私と佐伯さんの間に秋風が吹いた。
落葉が宙に舞いあがり、ヒラヒラと落ちていく。
そして、私は佐伯さんの言葉に頭が真っ白になった。
佐伯さんの姿を捉えると、佐伯さんの大きな茶色がちの瞳がまっすぐに私の姿を捉えていた。
それはまるでその言葉に嘘偽りはないということを表しているかのようだった。
「美波ちゃんには相談してたし、一応伝えておこうと思って」
そう言うと佐伯さんはニコッと笑みを浮かべた。
相談という相談を受けたことはないのだが……
頭の中が整理がつかなくなってきた。
えっと……
佐伯さんが告白して
そして藤くんがOKしたら
そしたら……
晴れて二人は恋人同士。
ってことだよね?
そんなの………
「…………………ダメ」