藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】
佐伯さんが風のように去ってしまった今、私は教室へと一人でトボトボと歩いて戻っていた。
歩きながら考えるのは佐伯さんのあの一言。
『文化祭の時に拓也に告白しようと思って』
私はそれを止めようとしたけど。
でも、よく考えたら私に止める権利ってないよね。
好きな人に想いを伝えるのを彼女でもなんでもない私には止める権利なんて……ない。
じゃあ、それじゃあ、私もいっそ告白する!?
………ってこの前も既に告白もどきのことしてるじゃん。
藤くんは当たり前のように返事なんてくれてないし。
まぁ、私が返事を聞くのが怖いだけなんだけど。
藤くんのことを好きでいられなくなるのが怖いだけなんだけど……ね。
私はもう佐伯さんの告白を黙って見ているだけしかできないのかな。
いや、その前に藤くんには勘違いされたままだし…たぶん影山修二との仲を。
まずはそれを修復しないといけないんだけど。
歩きながら考えるのは佐伯さんのあの一言。
『文化祭の時に拓也に告白しようと思って』
私はそれを止めようとしたけど。
でも、よく考えたら私に止める権利ってないよね。
好きな人に想いを伝えるのを彼女でもなんでもない私には止める権利なんて……ない。
じゃあ、それじゃあ、私もいっそ告白する!?
………ってこの前も既に告白もどきのことしてるじゃん。
藤くんは当たり前のように返事なんてくれてないし。
まぁ、私が返事を聞くのが怖いだけなんだけど。
藤くんのことを好きでいられなくなるのが怖いだけなんだけど……ね。
私はもう佐伯さんの告白を黙って見ているだけしかできないのかな。
いや、その前に藤くんには勘違いされたままだし…たぶん影山修二との仲を。
まずはそれを修復しないといけないんだけど。