藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】
それから浜井くんはジュースをズズッと飲み干し、こう言った。



「ま、ということで親友のキミに協力を請いたいわけなのですよ」



そう言ってニヤリと妖しい微笑みを見せたかと思うと私の手を握ってくる。


私はゾッとし、それを振りほどこうと手を上下左右に動かした。



「ムリムリムリーーー!!!私は麻美さんの幸せを願ってるんだから!!」


「大丈夫。俺、人並みに幸せにする自信あるから」



なんだ。その根拠のない自信は!!


こんなチャラ男に大親友任せられるわけないでしょーーー!!!




「何してんの?」





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