藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】
も、も、もしかして


まさかほんとに私の夢……


妄想………


藤くんへの想いが募り過ぎて、それがもうまるで現実のように思えるくらいのリアルな夢だったのだろうか。


私は顔が青くなる。



「藤くん、昨日のこと……覚えてない?」


「昨日………」



藤くんは考えている。



「……さぁ?」



そう言いながら藤くんはフッと笑った。



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