藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】
私は影山修二の後を追った。


すると何やら人外れた木陰で何やらスマホを突ついている姿を発見。


私は影山修二に声をかけた。



「わっ!こんなところに影山くんじゃないですか〜!何してるの!?」


「………あぁ?」



私が明るめに声をかけたことが機嫌にそぐわなかったのか、影山修二は眉間に皺を寄せてこちらに振り向いた。


って、怖すぎるんですけど!

この人、目だけで人を殺すことができますよ!!



「あっいや、影山くんは何をしてるのかな〜と思ってさ〜…」


「サボってんだけど」



そりゃ見たら分かるわ!
とツッコミたくなったがそこは抑えた。

こんな無愛想キャラ、物語に二人もいらないんだけど。



「せっかく来たんだからさ!みんなで一緒にカレー作ろうよ!赤井さんも影山くんに来て欲しいって言ってたよ?」



とりあえず赤井さんは可愛いので出しに釣ってみた。



「……赤井って誰?」



って、あなた、クラスメイトの名前覚えてないんかい!



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