藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】
あぁ頭の中の混乱を整理するために次の授業をサボってしまいたい…
と思うが小心者なのでそんなこと出来ない私。
「……何フラフラしてんの?」
後ろを振り向くと藤くんがいた。
楽譜を持っている藤くん。
いつもながらなんて素敵な佇まいなのだろう。
「今日の授業何したの?」
「ギターの練習」
ギターとか超かっこいい。
ギターを弾く藤くんが見れらるのであれば音痴でも音楽にしておけばよかったと後悔した。
タイムマシンがあれば芸術の選択をした高校1年生に戻って選択し直したい。
「楽しそうでいいね」
「俺から見るとお前はいつも楽しそうだけどな」
「藤くんは佐伯さんと幼馴染で今日お家にも行くみたいだね」
「聞いたの?つーか、話がいっつも唐突だよな、お前って」
「……なんで幼馴染のこと内緒にしてたの?」
「言う必要ある?」
「ある。めちゃくちゃある。私、藤くんのこと何でも知りたいんだよ」
私は藤くんを見つめた。
私と藤くんの間に不穏な空気が流れる。
なんでこんなに私の気持ち、
伝わらないんだろう…
「…邪魔なんだけど」
と思うが小心者なのでそんなこと出来ない私。
「……何フラフラしてんの?」
後ろを振り向くと藤くんがいた。
楽譜を持っている藤くん。
いつもながらなんて素敵な佇まいなのだろう。
「今日の授業何したの?」
「ギターの練習」
ギターとか超かっこいい。
ギターを弾く藤くんが見れらるのであれば音痴でも音楽にしておけばよかったと後悔した。
タイムマシンがあれば芸術の選択をした高校1年生に戻って選択し直したい。
「楽しそうでいいね」
「俺から見るとお前はいつも楽しそうだけどな」
「藤くんは佐伯さんと幼馴染で今日お家にも行くみたいだね」
「聞いたの?つーか、話がいっつも唐突だよな、お前って」
「……なんで幼馴染のこと内緒にしてたの?」
「言う必要ある?」
「ある。めちゃくちゃある。私、藤くんのこと何でも知りたいんだよ」
私は藤くんを見つめた。
私と藤くんの間に不穏な空気が流れる。
なんでこんなに私の気持ち、
伝わらないんだろう…
「…邪魔なんだけど」