elevator_girl
「そんな事言うんだったら、カナちゃん作ってよ、俺の昼飯」と、深町はからかう。
「いえ、アタシ、料理はまったくダメなんです。....」と、夏名は、ちょっとハズカシそうに、でもきっぱりと言う
そう言うところは、深町も好感。
「そっか、じゃあ、やっぱり、作ってこないのは思いやりなんだ」と、深町が言うと
「やっぱり?」と、夏名は不思議そうに。
「,.....あ、いや、こっちの話。」と、深町は適当に誤魔化す。
なに?こっちの話しって?きになるなー。と、夏名が尋問っぽくなってきたので
深町は逃げたくなった(笑)。困ったなぁ、と思っているところに....。
ひと混みの向こうに、松之の後姿が見えたような気がした。
....いつもなら、ここに来るのになぁ....。と、深町は思い「あ、あそこにいるの、松之かな?」と声に出して。
「どこですか?柳先輩?....見あたらないな、」と夏名が見ている間、深町は
たち上がって生協の前へ行ってみた...。