私が出会った最強男
目が覚めるといつもの黒龍の倉庫だった。

うわぁ。まだ気分が悪い。

起き上がっただけで目眩がする。

ガチャ!

「優愛ちゃん!」

あわただしくミズキが入ってきた。

「大丈夫?」

『__まだ、気分が悪い。』

ミズキは悲しそうな顔をして私を見つめる。

どうして、こんなに優しいの?

私にはこの優しさがすごく痛い。

心がズキズキいっている。

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