私が出会った最強男
だから迷惑と言ったんだ。

でも仮にそうじゃない理由としても、私は迷惑だった。

『ミズキ。だいぶ楽になったから、帰ってもいい?』

「うん。送るよ。」

『ありがとう。それと、もうひとついい?
リュウキ。彼女にもうちょっと香水押さえてっていってくれないかしら?』

「もしかして優愛ちゃんが倒れたのってあの女のせい?」

ヤバい。そう思ったのはもう遅かった。

なんで考えなかったんだろう。

『_______そうかも知れないし、そうじゃないかもしれない。』


私が精一杯考えて出したのがこれ。

否定でもなく固定でもない。

曖昧な答え。

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