私が出会った最強男
「それより、リュウキあの女と別れたって!ギャハハハハっ!!あー腹いてぇー。」

リュウキ彼女と別れたんだね。

やっぱし表面上だけだったのかな?

そう思うと悲しい。

「俺、別れるとこ見ましたよ。」

「マジで?どっちから振ったんだ?」

「リュウキですよ。あの女メチャクチャ怒ってましたよ。」

それに、リュウさんとミズキ笑わないで慰めてあげたらいいのに。

別れたんだよ?きづついてるんじゃないの?

リュウキを見ると

「お前も笑いたきゃ笑えよ。」

何その態度。ムカつく。

せっかく慰めてあげようと思ったのに。

『悲しくないの?』

「あぁ。」

リュウキはわからない。

大切にしてたのに、どこか冷めている。

きっとこの人も愛を知らないんだ。

『かわいそう。』

そう呟くと

「ギャハハハハっ!!君も面白いね!優愛ちゃん。かわいそうとか、悲しくないのとか。」

リュウさんの笑いのつぼも私にはわからない。


< 48 / 91 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop