初めまして恋心

『つー訳で俺らご飯いいや』

『えっうん分かった…』

里穂を頼んだよ…

リビングにはあたしと浩人君だけになった

意外にも向こうから話しかけてきた

『なあきいてくんない?』

『どうぞ』

浩人君は里穂のことが大好きだったらしい
それは当分消えないかもしれないと言っていたそしてしばらく沈黙があってまた口を開いた

『でも俺はまたすぐに好きな人つくるから…山辺何か忘れるから…』

あたしには無理を言ってるようにしか見えなかった

『本当に?忘れるの?忘れられるの?』

『考えたくない』

あたしは男の涙を久しぶりにみた



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