闇に染まった真実。




「俺が二週間みっちり教えたからな。それと栞の場合はセンスがあったから呑み込みがはやかったんだ。」




「おれ…もっと頑張ります!」



そう言った隼人はイキイキしていた。
すると朔夜は真剣な顔をして言った。



「どうする?栞の力は幹部並にある。俺も正直驚いた。幹部に入るか?」



…そうだ。私は仲間と言われてたけど、ちゃんと決まってなかったんだ。



「幹部には入らない。私だけ特別扱いは嫌なの。皆と1番近いところで戦いたい。」




私はハッキリ言った。特別扱いは嫌だから。もっとちゃんと皆に認められたいから。だからもっと強くなる。



「フッ栞らしいな。よし!今日から栞は下っ端の一員だ!隼人と一緒に仲間をまとめてくれ。」











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