闇に染まった真実。

栞の闇 朔夜side





…俺だって知ってた。栞の過去が裏切られたことだけじゃないってことくらい。


でも栞は、どこか一定の距離を置いていて。


「これ以上踏み込むな」と言われているような気がした。

そんな、闇に包まれた瞳を見るたびに苦しくなって。



栞の全部を分かりたいと思った。






< 120 / 284 >

この作品をシェア

pagetop