闇に染まった真実。



「…どっちにしろ栞ちゃんは麻里奈ちゃんをいじめてたんだし!」


「そうだ!裏切ったことには変わりねぇよ!」



「…でもこないだは悪かったんじゃないですか?」


裏切ったと言う陸と煌。そして悪かったんじゃないかと言う誠。


「おい。とりあえず落ち着け。」


今騒いでも無駄なだけだ。落ち着かないと。すると、普段話さない蓮が喋り始めた。



「…俺は最近、栞は最初から裏切ってなかったんじゃないかって思ってる。麻里奈をいじめてないんじゃないかって。」


ここにいた全員が蓮の言葉に、驚いていた。



< 132 / 284 >

この作品をシェア

pagetop