闇に染まった真実。
大切な物が壊れた瞬間。
──────今から2週間前。
白牙の姫だっだわたしはコンビニでお菓子を買い、倉庫に向かった。
その頃、白牙が唯一の居場所をつくってくれたんだ。
でもね。
ガラッ
「皆〜!お菓子買ってきたよ〜!」
それは、私の勝手な勘違いだった。
…あれ?どうしたんだろ?
皆がこっちを向いてじっと見てくる。
その目知ってる。疑いと拒絶の目で。
「皆してどうしたの?」
皆が何を思っているのか分からない。でも、良くないことだけは分かって。
どっかの族が攻めてくるとかかな、なんて思ってたんだ、けど。