闇に染まった真実。
キィー…
そっとドアを開けるとまだベッドで寝ていた。
ベッドのすぐそばまで行くと、いつもより少し幼い朔夜がいた。
ちょっと可愛いかも…。
そう思いもう少し見ていたいと言う気持ちを抑えて、タオルケットに手をかけたその時。
───グイッ
腕を引っ張られベッドに倒れこむ。
「っ!んなっ!」
「警戒心なさ過ぎ。」
腕の中から抜けようとしたが、力が強くて抜けられない。
「っ、いつから起きてたの?」
「ん?栞が入ってきた時から。」