闇に染まった真実。




「たくさん質問してしまって悪かったね。今日は疲れただろうから、寝てるといいよ。」


そう言うと、出てってしまった。


…俺は何をしているのだろう。ふと、近くのテーブルに置いてあったスマートフォンを手にとった。



何か思い出せないかと、写真のフォルダを開く。


そこには、俺と女の人、小さい女の子と男の人が写っていた。


…これがお母さんと妹なのか。でもこの男の人は誰だろう。分からなくなり。頭が痛い。


俺は考えるのをやめ、深い眠りに落ちていった。


眠りに落ちる瞬間、「お母さん」の泣く声が聞こえた気がした。



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