闇に染まった真実。
「こんなに強くなったのも、白牙のみんなが、私を‘‘裏切ってくれたから’’だよ?きっともう、分かっているんでしょう?本当の真実が。」
「復讐はもう止めようって思ったところなの。でも、こんな風にあなた達はなんも変わってなくて。」
「ねぇ、本当に私が麻里奈を殴ったと思っているの?最初に、関わらないでと言ったのに、強引に姫にした挙句すぐ捨てられたこっちの身にもなってよ!…もう、捨てられるのは嫌だっていったじゃない!」
白牙の皆の顔から、後悔の色が見える。
口に出した感情は止まらなくって。そんな中朔夜が言った。
「おい。ここに、お前らの姫を連れてこい。どうせ、いるんだろ。これじゃ話が進まねぇ。」
そう言うと、シャッターの方から麻里奈が歩いてきて。
「ねぇ、祐也?信じてくれるよね?私虐められてたんだよ!?なのに、今更この子を信じるっていうの…?」
「…。あぁ。俺たちは間違っていたんだ。」
「何、言ってんの…?」